はじめに
- docker を使う上でちょっとだけ役に立つかもしれない小技をメモ
- 前回 と似た感じ
コンテナイメージの歴史を確認
コンテナイメージの歴史をツリー形式で確認するには docker images -tree
を使う。
docker -H=tcp://127.0.0.1:4243 images -tree
以下のような出力が得られる。
おお、なんか凄い。
ちなみに -viz
オプションを付けると Graphviz
形式で出力される。ちなみに Graphviz
とは DOT
言語 という言語で書かれたグラフ表現を GIF
や PNG
などのファイルフォーマットに変換してくれるシステムとのこと。Ubuntu
の場合には apt-get install graphviz
でインストールできる。
sudo docker -H=tcp://127.0.0.1:4243 images -viz > /tmp/hoge.dot
を実行するとこんな感じに出力される。出力を /tmp/hoge.dot
で保存して以下のようにして変換する。
dot -Tpng /tmp/hoge.dot -o test.png
test.png
が以下のように出力される。
おお。何の役に立つのか良く解らないけど面白い。
Dockerfile に書いておくと良い設定アレコレ
DEBIAN_FRONTEND=noninteractive
これは何かと言うと...Debian Package をインストールする際に手動設定(各サービスの管理ユーザーのパスワード等)をスキップしてくれる。
例えば、以下のような Dockerfile
を作って DEBIAN_FRONTEND=noninteractive
を付けずに docker build
すると...
FROM inokappa/wheezy-7.2-basic # MAINTAINER YOHEI KAWAHARA inokappa # RUN apt-get update RUN apt-get -y install postfix
暫くすると...
postfix
をインストールする時点で、上記ように設定ファイルを生成する際の質問で止まってしまう...。
以下のように Dockerfile
内(apt-get update
する前あたりに入れておきましょう...)に設定すると...
ENV DEBIAN_FRONTEND noninteractive
先ほどの質問等で止まることなくビルドが終了する。
さいごに
- ちゃんとヘルプとか読むと稀に面白いことがある