ようへいの日々精進XP

よかろうもん

lxc 1.0.0.alpha1 にアップグレードしたら色々と困ったのでメモ

はじめに

Ubuntu 13.04 から Ubuntu 13.10 にアップデートしたら lxc のバージョンが 1.0.0.alpha1 にアップデートされていたので喜んでいたら色々と困ったのでその内容と対処をメモ。


lxc 1.0 になって

こちらの資料や 1.0-roadmap を参考にさせて頂くと 1.0 で以下のような機能追加等が行われる。

  • API の整備(API0.9 から利用出来るらしい、1.0stable となる)
  • クローン、スナップショット機能の新しい実装
  • 新機能が追加されまくっているとのこと...
  • 日本語の man ページ
  • プラグインベースのバックエンドストレージシステム(って何?)

等、色々と興味深い機能が実装されるみたい。詳細は上記のリンクを確認すること。


以下は困ったこと。

ctrl+a+q が使えない(ことがある)

コンテナから一時的にデタッチする時に利用する Ctrl + aq キーが効かない。特に Ubuntu 13.04 からアップデートした環境では利用出来ない。

困った。

対処

  • 今のところ対処法はわかんない...
  • とりあえず lxc-start する時に -d を付けることを忘れないようにすることかな

LXC Web Panel が利用出来ない

LXC Web PanelLXC0.80.9 しかサポートしていないらしくセットアップしてアクセスすると Internal Server Error となってしまう。ただ、ホントに 1.0 で利用出来ないかはコードを見たりして確認する必要がある。

対処

  • 今んとこ対処法は無いかも

Debian 6(Squeeze)コンテナで DHCP から IP が付与されない

Debian 6 のコンテナを veth で利用している場合に起動の際に DHCP から IP が付与されない自体が発生!困った、困った。

但し、以下のように DHCPDISCOVERDHCPOFFER のログが出力されている。

Oct 19 23:31:30 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPDISCOVER(lxcbr0) 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:31:30 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPOFFER(lxcbr0) 10.0.3.174 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:31:35 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPDISCOVER(lxcbr0) 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:31:35 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPOFFER(lxcbr0) 10.0.3.174 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:31:51 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPDISCOVER(lxcbr0) 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:31:51 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPOFFER(lxcbr0) 10.0.3.174 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:32:12 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPDISCOVER(lxcbr0) 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:32:12 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPOFFER(lxcbr0) 10.0.3.174 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:32:21 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPDISCOVER(lxcbr0) 22:d1:5b:79:2b:0f
Oct 19 23:32:21 tpX1-Carbon dnsmasq-dhcp[1257]: DHCPOFFER(lxcbr0) 10.0.3.174 22:d1:5b:79:2b:0f
(

軽くググったところ以下の状況と似ている。

ちなみに Ubuntu コンテナだとこの現象は発生していない。

対処

上記のサイトにてサジェストされている対処法として、

  • 静的に IP をアサインした上で、isc-dhcp-commonisc-dhcp-client をバージョンアップしろ

ということだったが解決しなかったのでしばらくは静的 IP をアサインするようにすることにする。ちなみに、正常に IP が付与される Ubuntu コンテナと isc-dhcp-* のバージョンを比較すると...

以下は Debian6(squueze) のバージョン。

ii  isc-dhcp-client                 4.1.1-P1-15+squeeze8         ISC DHCP client
ii  isc-dhcp-common                 4.1.1-P1-15+squeeze8         common files used by all the isc-dhcp* packages

以下は Ubuntu(Ubuntu 13.10) のバージョン。

ii  isc-dhcp-client             4.2.4-7ubuntu8               amd64        ISC DHCP client
ii  isc-dhcp-common             4.2.4-7ubuntu8               amd64        common files used by all the isc-dhcp* packages

うーむ、こんだけ違いがある。にわかに isc-dhcp-* のバージョンの違いが影響していそうなニホイ。


最後に

  • 色々と大変だー
  • ちなみに docker だと特に問題なく IP の付与はされている