tl;dr
別府大分毎日マラソン (以後, レース又は別大マラソンと記載する). そう, 学生の頃から生放送のテレビで見ていたマラソン大会に走ってきた. 結果は, 下図の記録証の通り, 2 時間 51 分 38 秒という自己ベストで走り切ることが出来た.
別府大分毎日マラソンには参加資格があって, 3 時間半を切ったランナーでないと参加出来ない. 昨年の鹿児島マラソンと福岡マラソンで 3 時間を切っていたので, 市民ランナーの端くれの自分でも, 抽選無しで参加出来るのが嬉しい.
ということで, 今回のレースの振り返りをしてみたい.
レースの振り返り
練習
福岡マラソン以降, 福岡マラソンのダメージが抜けきらない状態で走り始めたことが原因で左足首の故障, 右股関節周りの強い張りに悩まされてしまい, 2018 年 11 月と 2018 年 12 月, 2019 年 1 月で約 240 キロ (1 回の練習で 7 キロ前後走る) 程度. これが多いのか少ないのかよく解らないけど, レース後半のペースの落ち込みとか考えると練習が足りていないんだと思う.
スタート前
申請タイムごとにカテゴリーが分けられていて, 今回, 自分はカテゴリー 3 であった. カテゴリー 3 はカテゴリー 2 の選手と一緒のテントで待機することになる. ひろーいテントにストーブが置かれていてとても快適にスタート前の時間を過ごすことが出来た. スタートまで 2 時間以上の時間をどうやって過ごそうか悩んだ末にパソコンを持ち込んで過去に別大マラソンを走られた方のブログを読んだり, プログラムを書いたりして時間を過ごした. むしろ, この時間がリラックスを助長することになって良かったのかなと思っている.
4 分ペース
今回のレースはサブスリーのペースランナーがいない為, ずっと自分でペースを作って走る必要がある点が走る前からとても不安だった. ただ, 別大マラソンのスタート地点に整列する際に, 似たような記録のランナーが横に並ぶことになるので, これらのランナーについていこうとスタートした.
走りはじめてみると, 意外に体が動いてしまい, 気づいたら以下のように 35 キロ手前くらいまでは 1 キロ 4 分程度で走り続けることが出来たことに驚いた.
でも, やっぱり...
30 キロを過ぎるあたりから, 足が動かなくなるのが分かってきて, その動かない足をそれまでのペースと同じように動かそうとすると息が上がってくるという負のサイクルに陥ってしまい 1 キロ 4 分ペースから 1 キロ 4 分 10 〜 15 秒程度に落ちてしまった. 本当に足が動かない, 動かそうと強く腕を振っても足がもつれるだけ...この苦しみをゴールまで引きずってしまい, 最後の 2.195 キロは, 最近の 2 レースの中では一番悪いラップタイムで走ることになってしまった. これは, 先述の通り, 練習不足, 特に長い距離を 4 分ペースで走るような練習が全く出来ていない為だと反省している.
大会 | 残り 2.195 キロ |
---|---|
鹿児島マラソン 2018 | 9 分 02 秒 |
福岡マラソン | 8 分 57 秒 |
第 68 回別府大分毎日マラソン | 9 分 25 秒 |
ゴールは陸上競技場のトラックということもあり, テレビ映えを狙って颯爽とゴールしたいと考えていたのに...とても残念だった. ちなみに, 自分がゴールする頃には, テレビ中継は既に終了していたが, ゴールシーンだけひたすらインターネットに垂れ流してくれていたので, あとから Youtube で確認することが出来た.
完全に顎が上がってしまい, やっとゴール出来た感じである.
とは言え, ペースランナーに頼らずに, 30 キロ過ぎまで 1 キロ 4 分ペースを維持出来たという点は評価出来ると思う.
ナイキの厚底シューズ
左足首の故障があまりにも良くならない時期に, 気分を変えてみるつもりで, 話題のあのシューズを履いて走ってみた.
ナイキのズームフライフライユニット.
実際に履いてみると, ぐんぐん前に進むような感じを得ることが出来たのと同時に, それまで走る度に痛めていた左足首の痛みも心なしか和らいできて気づいたら痛みが無くなっていた.
今回のレースでも, 特に靴ずれやマメも出来ることなくゴールまで自分を運んでくれた. 本当に感謝. もう一足買っておこうかなと思った次第.
2Run
初サブスリーの鹿児島マラソンでも, 前回の福岡マラソンでも, 25 キロ過ぎから足がビキビキと音を立てるように攣りまくった. これは汗等によって血液中のミネラル分が失われることにより発生するというのはなんとなく理解していたんだけど, 明確な対策を立てられていなかった. 今回, 自転車が趣味の友人に勧められて 2Run というタブレットを 10 キロ過ぎと 20 キロ手前で摂取した.
ほんとに塩の塊という感じのタブレットで水が無い状態で飲むとウッって感じになるが, これを摂ったことによって (だと思う) 終始, 足が攣るということが無かった. 本当に足は攣らなかった. 2Run 最高.
以上
感謝
今回, マネージャーである奥さんは体調不良により自宅からの応援だったけど, 弁天大橋を過ぎたあたりで苦しくなった時に, 奥さんの応援する顔を思い出して吹き出しそうになって力を貰えた気がする. また, 実業団の選手を応援するような大段幕を持って, 両親とおじさん夫婦が応援に来てくれたのもすごく力になった. そして, 沿道の絶え間ない声援も力になったし, ボランティアスタッフの皆さん, 競技役員の皆さんには毎度ながら感謝しかない. いつもありがとうございます.
次は
2 時間 50 分を切ることを目標にしたい. 2 時間 50 分を切ることを業界ではサブエガと呼ぶらしいが, サブエガ達成には 42.195 キロを 1 キロ 4 分 (100 メートル 24 秒以内) 以内で走り切る必要がある. 1 キロを 4 分で走り切る走力を得るためにどうすれば良いのか試行錯誤していく. また, YAMAP で仕事をはじめたことをきっかけにトレイルランニングを始めることにした. 野山を駆け巡るトレイルランニングで足腰を鍛えることが出来ればと考えている.
ということで
レース後, 一週間も休んでしまったので, 明日くらいから軽いジョギングは始めたいと思う.